日本における近代モータースポーツの幕開けにあたる1950年代。
一部の愛好者たちによって二輪レースが開催されていたころ、ルブローレンは歴史の第一歩を踏み出しました。

そして、鈴鹿サーキット開業の翌年にあたる1963年、第1回日本グランプリから四輪レースに本格参入し、3部門で優勝。
第2回日本グランプリでは、コルト1000を駆る三菱コルトチームをサポートし、1～4位独占という快挙を成し遂げました。

以後、三菱ワークスチームへのサポート活動は、コルト・フォーミュラ、コルトF2A～F2Dへと続き、第１次オイルショックまで続きます。
オイルショック後、自動車メーカーワークスチームが撤退したレース界でしたが、R39B型エンジン用に開発した「ブラックレーサーオイル」がF2、GC、F2000、FJ1300のレースで、三菱エンジンユーザーに長年愛用されました。

1980年代に入ると1985年の三菱ミラージュ・ワンメイクレースの開幕とともにルブローレンワークスチームを結成し、最高峰のミラージュ・インターナショナルで3回に渡りチャンピオンを獲得。
ワークスチーム以外にもエントリー数の約1/3のチームにオイル供給し、多くのドライバーを上位入賞へと導きました。

その他、フォーミュラ・ミラージュ、ミラージュ・カープラザカップなどでも常に上位入賞を飾り、数多くの実績を残しました。
1998年に三菱ワンメイクレースシリーズが休止となり、これを契機にアフターマーケット用オイルの製造を開始しました。

長年にわたるモータースポーツでの技術経験を生かし、市販向け高性能エンジンオイルとして1998年4月にアフターマーケット用新ブランド「SUPER RACINGシリーズ」が誕生。

モータースポーツへの係わり方をワークスからユーザーサポートへと切替えて参戦。
スーパー耐久をはじめ、ジムカーナ、ラリー、ダートトライアルなど様々なモータースポーツ分野にオイル供給を開始し、ジャンルを問わず上位入賞者を輩出しました。

また、2001年からはスカラシップ制度を導入し、モータースポーツ底辺層への支援も行いました。
2004年以降、サポート活動は中止しましたが、ルブローレンオイルの性能はその後も高く評価され、現在もなお、モータースポーツシーンで活躍を続けています。