FAQ - よくある質問

お客様よりよく頂戴するご質問とその回答をまとめました。
[Q] をクリックすると、答えをご覧いただけます。

メリットは?

WFRを導入するメリットはどういった部分ですか?

様々なメリットがございますが、主に以下のような点が挙げられます。

  1. 水残りによるダイカスト製品品質への悪影響の軽減
  2. 極少量塗布による工場環境改善、及び離型剤廃液ゼロ
  3. エアーブローの低減
  4. 金型寿命の延長、メンテナンス時間短縮

どの程度改善するかはケースにより異なりますので一概には申し上げ難いのですが、参考までにぜひ導入事例をご覧ください

ランニングコストは?

水溶性離型剤と比較して、ランニングコストは下がりますか?

従来の水溶性離型剤と比較した際、離型剤そのものの購入費だけで考えても、同等もしくは、若干割安になります。
さらに、廃液処理費、エアーの消費量低減、金型寿命の延長等を考えると大きなコスト削減につながることでしょう

どの程度削減できるかはケースにより異なりますので一概には申し上げ難いのですが、参考までにぜひ導入事例をご覧ください

生産効率は?

どのくらい生産効率が上がるのですか?

主にサイクル時間の短縮により生産効率の向上が見込めます。
1ショットのサイクルタイムで考えると、離型剤塗布時間、エアーブローサイクルの低減等で、30%以上の短縮例がございます。

また、突発型磨きや捨て打ち等の低減、水溶性離型剤が起因する不良率低減の観点から採用いただき、生産効率の向上に成功した例もございます。

詳しくはぜひ導入事例をご覧ください

環境問題は?

環境問題に配慮されていますか?

塗布量自体が非常に少ないため、排水処理は従来の水溶性離型剤使用時に比べて激減いたします。
またWFRは環境ホルモンに影響あるとされる乳化剤も使用しておりません。

また、日本より数段厳しい欧州・カルフォルニア州のVOC規制(揮発性有機化合物:揮発性溶剤の蒸発時でるガス量)にも対応しております。

水溶性離型剤との差

なぜ水溶性離型剤とWFRでこれほどの差があるのでしょうか?

従来から油性離型剤は水溶性離型剤よりも高い性能を持っていましたが、「引火性・煙・臭い」等のデメリットが多く、水溶性離型剤が多く採用されておりました。

WFRはまず安全性に重点を置き、引火の可能性を限りなく低くした油性離型剤を開発、また静電塗布技術など様々な技術革新を行い、結果として従来の水溶性離型剤と同等の安全性で、大きく上回る性能を実現いたしました。

導入費用は?

WFRを使用するための諸費用はどのくらいかかりますか?

導入にあたっては、極少量塗布が可能なスプレーノズルが必要となります。
そのため既存の設備を改造し、必要な個数のノズルを取り付けるだけで簡単にスタート出来ます(既存の圧送設備がある場合)。

まずは最小の初期投資でWFRをご使用いただけるようにお勧めしております。
費用につきましては、弊社までお問い合わせください

対応金属は?

どのような合金に使用出来ますか?

ダイカストではアルミ、マグネシウム、亜鉛ダイカストでご使用いただいております。

具体的にはADC12、AC4CHやヒドロまで幅広くお使いいただけます。
その他、ゴム、アルミ熱間鍛造や半凝固鋳造法でも使用実績がございます。

臭いは?

油性離型剤は臭いが気になります。WFRは使用していて、においますか?

WFRは天然のシトラス(柑橘系)オイルを配合しているため、ほんのり柑橘臭がいたします。

デメリットは?

WFRのデメリットは何ですか?

WFRを水溶性離型剤のように大量に使用すると鋳巣の問題を始め、品質への悪影響が生じるため、
極少量塗布が可能な設備とその管理が必要となります。

また、WFRは金型冷却機能を持っていないため、金型の内部冷却が弱い場合には、ハイブリッドスプレー法などを使用する必要がございます。

金型はそのまま使える?

WFRを使用するために金型冷却強化、もしくは金型改造は必要ですか?

WFR使用に際し、金型を改造いただいたケースというのは極めて少なく、通常の水溶性離型剤で使用する金型をそのまま使用してスタートできます。

WFRシリーズには430℃まで付着可能な高温金型用の製品もございますので、金型冷却が弱い場合でも温度に合わせて離型剤をお選びいただけます。
どうしてもゲート付近の局所的に温度が上がってしまう場所には、製品取り出し後、粗熱を取るために水を少量かけ、その後WFRを塗布するといったハイブリッドスプレー法も活用いただけます。

スプレーポイントが見えるようになる?

WFRを使用するとスプレーポイントが見えるようになるというのは本当ですか?

WFRは特殊な蛍光剤を少量配合してあるため、ブラックライト(紫外線)を照射するとどこに離型剤が乗っているかを見ることが出来ます(※金型温度 250℃以下に限ります)。

また、蛍光剤が必要でないお客様には蛍光剤を含まないタイプもご用意いたしております。

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